日日是好日

日々や旅をマイペースにつづります

九州の旅 屋久島・鹿児島 9/30

連日早起きだったからか湿度のせいか、4時に目が覚める。

再び寝て7時起床。

 

外に出たらハイビスカスとにゃんこ。

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忘れていたけれど、奄美に近いんだよなぁ。

奄美で出会ったナオミさんタケさんカップルは元気かなぁ。また会いたいな。

 

朝から豪勢

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自家製100%グァバジュース

鯛の干物

もやしと青菜のおひたし

ミニトマトたくさんのゴボウサラダ(カラシが効いている!)

玉子焼き

巨峰

あーおいしかった!

 

洗濯物を畳んで、荷物を整理したらあっという間に10時前。

宿のおとうさんにお願いして、春田浜と集落を案内してもらう。

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春田浜はサンゴが隆起して出来た浜。

今もどんどん進んでいるようで、真ん中が膨らんでいる。

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板状の層になっていて、意外と脆くてパキッと折れる。

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潜らなくても熱帯魚がよく見えて、藻の呼吸で水面がキラキラ光る。

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集落に向かう途中に、遣唐使・遣隋使が水を補充していた場所を教えてもらった。

凹んでいる船着場は今も活用中。

 

最後に大きなガジュマルの木を見せてくれた。

地元の人じゃなきゃ分からなさそうな、木漏れ日が綺麗な一本道を抜けたところにあるアパートの前。

根の中に入れるくらい、大きくて背が高い!

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「ガジュマルの木の下には幸せが宿る」と言うけれど、めちゃくちゃ蚊に刺された。

上から降りてきた根が束ねられて強く太い根になる。黄緑色の根の先。野性味。

生きているなぁ。

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おとうさんと別れ、13時30分の船までぶらぶらしながらお土産探し&ごはんを食べる。

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島あそび廣瀬さんのおすすめ《けい水産》の燻製を求め、水産加工センターに向かうと店頭に猫の親子。店内には絶対に入らないらしい。賢い。

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島焼酎《三岳》も入手して、屋久島クライマックスごはんの《屋久どん》へ。

どん、は西郷どんと同義だとか。

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温かいあごだしうどんは、優しいお味。

トッピングは飛魚のつけあげと鯖節(濃くて味がしっかり)

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水もおいしくて3杯いただく。

パタゴニア風Tシャツもトートも欲しかったな…

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眺めがよく種子島が見えて、今日もいい天気!蝉もミンミン鳴いている。

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お店のお兄さんが親切で、屋久杉の椅子に座るところや切り株と私を写真に撮ってくれた。

最後まで人があたたかい島だなぁ。。

 

そろそろ屋久島ともお別れ。

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船内からたくさんの山が見える。

雲がかかっているところは雨降り。

手を振って見送る人たち。しんみり。

すごく濃い2日間だったなぁ。

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鹿児島に戻る海路は、行きよりうんと早く感じた。

 

鹿児島に到着したら、まずは本日の宿イルカゲストハウスにチェックイン。

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桜島帰りのオーナーさんが、鳩みくじをくれた。かわいい!

オーナーさんに町情報を聞き、城山で桜島を一望→天文館通り→屋台村に行くことにした。

 

路面電車、こじゃれた中華料理屋、何十年も時が止まったような路地裏、銭湯、景色に溶け込む桜島

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目を引いたのは、宿の近くにレトロフトチトセというおしゃれな古本屋・カフェ・スイーツ・ホットドッグのお店。

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スイーツは鹿児島の郷土菓子ふくれを、現代風にアレンジしたFUKU+RE

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小みかん×生姜を食べ歩きしたら、とてもおいしくて、戻っておかわり!

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のんびりぶらぶらしていたら、空がピンク色に。

城山展望台目指して走る!

ピンクが金になり、やがて辺りが薄暗くなり、町に灯りがポツポツと。

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当たり前に桜島がある風景は、見慣れない。教科書に載っていたちょっと遠くの世界だな。

 

走ったらビール飲みたくなってきた!

天文館通りは明日でいいや〜と、屋台村に歩いて向かう。

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まずは、首折れサバのお刺身を出すお店へ。

ビールがうまい!!!

首折れサバのお刺身は背と腹の部分。腹は脂がのっている。

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店員のお姉さんがめっちゃかわいい。小顔でおめめクリクリで鹿児島美人。

甘い醤油にちょっと飽きて「しょっぱい醤油はありますか?」と店員さんに聞いたら、隣にいたご夫婦が声を掛けてくれて、一緒に飲むことに。

首折れサバはなかなかお店では出せないけれど、このお店は漁師さんと契約しているからいつでも食べられるらしい。

ちょっと甘さ抑えめの醤油で食べる。(この方が好き。。)

醤油は甘いもの!と諭され、店員のお姉さん・ご夫婦と鹿児島トークが弾む。

ご夫婦がご馳走してくれた。ありがたや!

 

2軒目は黒豚の角煮×屋台村専用200円焼酎(カウンターでぼっち)

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3軒目は地鶏の炭火焼・茶豆の浅漬け×また焼酎(外の1人席)

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お腹もふくれ、出だしが楽しかっただけに寂しくなってきたし、2日酔いになりそうな気もするから帰ろ〜

って思ったら「ここにいたのね!」とゲストハウスオーナーが声を掛けてくれて、飲み直すことに。

すごく救われた感。

 

4軒目はお店の特製焼酎をいただく。香りがすごい!2日酔い確実。でも嬉しいから飲んじゃう!

さかなは茶ブリ。ぷりっぷり!!

 

オーナーの話をたくさん聞かせてもらった。

・オーナーは59才、夫と子どもが2人いて家族でゲストハウスを1から作った。

・25才で結婚して、50才を過ぎて今の姓の方が長くなってから旦那さんと2人で一生一緒にやって行くんだ、と実感して、相手を思いやって歩み寄ることでより仲良くなれた。

・50才からは5年ごと、2人で目標を立てている。次は船で世界一周!(55才の目標はゲストハウスを作ること)

・ゲストハウスを始めたきっかけは、どんどん狭くなる自分の世界を広げるため

・負けず嫌いが原因で鬱にもなった。

「誰と戦っているの?攻撃をかわすことも、ひとつの戦い方だよ」というカウンセラーの言葉で、一気に何かがポロポロと崩れて楽になれた。

それからは80%頑張って、20%余裕を持つことにした。

 

なんだか涙が出てきた。

自分の道をつくる人の話はとても惹きつけられる。

夢があっていいな、素敵な年の重ね方をしているな。

ちなみに60才オーバーの旦那さんはトゥクトゥクで出勤しているらしい。

ゲストハウスのHPを見ると30代半ばの夫婦がやっているのかなぁと思ったくらい、今を楽しんでいる。

私も「今が1番楽しい!」と誇れる自分でいたいな。

 

慌ててオーナーと最終の路面電車に乗り込みゲストハウスに戻る。

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とても充実した1日でした。本日も。

訳がわからないくらいに毎日濃過ぎる。これだから旅は。

 

翌日はもちろん、ふつかよい!!!

つらい。でも昨日の時間はかけがえのないもの。

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なんとか持ち直して市街地をぶらぶら。

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白くまどころじゃない。冷房のあるところでジッとしていたい…

山形屋でぼけーーーっとしてちょっと回復してから、首折れサバのご夫婦から聞いたラーメン屋《くろいわ》に。鹿児島ラスト飯!

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大根の浅漬けをつまみ、ラーメンを待つ。

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スープが塩辛い。でも、麺や野菜と絡むと絶妙で、もやしがいい味出している!

もやしは、火山灰の影響でとても噛み応えがある。

最後だから頑張って食べる。

元気な時に食べたかったぜ…

 

 

出会いと優しさがいっぱいの鹿児島旅。

来れて本当によかった。またいつか。