大相撲を観に行ってきた
時は流れ「生の相撲を見たい」という友達の一声に「それいいね!焼き鳥食べたい!」となり、
日頃取組を見てもチェックしてもいる訳じゃないけれど迎えた2016年1月24日、千秋楽。
10年ぶりの日本人力士の優勝?!と世間がザワついているのも知らず、前日に情報収集したら、なんだか面白そう。
琴奨菊の存在も読み方も初めて知った…!
当然当日券狙いなんだけれど、そのためには整理券が必要で、とても競争率が高いみたい。
寝過ごせないプレッシャーからほぼ不眠で、防寒対策ばっちりで、始発から2番目の電車で両国に向かう。
ガラガラの電車内にいる人たちは、心なしかみんな体育会系で、両国に向かう人(ライバル)に見えるよ…
両国駅に着いた瞬間、みんな走り出した!
福男みたい。
流れにのって私も走ると、既に国技館周りに長蛇の列!
この時点で朝6時ちょっと前。
これ取れるのかなー…
案内スタッフが「チケットが取れる保証は出来ない」と言っているけれど、とりあえず並ぶ。
予想しなかったけれど外国人が多い。
せっかく日本に来たからには見たいよねぇ
あまりに人が並びすぎたからか「ここから先は確実に当日券を入手出来ません」のアナウンスが流れ、しぶしぶ引き返す人が続々。
予定より早く&増席して(近くにいた相撲ファンの人曰く)、整理券配布が始まった。
7時半くらい。
326/350でギリギリget!
ラッキー♪
そのまま8時まで並び、そこから当日券引き換えになるんだけれど、終わりの方だからなかなかなのね。
ノースフェイスのヌプシでさえ足の指先の感覚がなくなるくらい寒い。。
8時、開場の太鼓が大きな櫓の上で叩かれる。
高まる!!!
出場力士がぎっちりと書いてある。
無事当日券を入手し、国技館内をぐるっとまわってみる。
売店がたくさんあるけれど、売っている相撲グッズがそれぞれ違って見応えがある。
幕内全力士と2ショットが取れるプリクラもある。
これ舐めるのか…
力士の好物が入った力士弁当がおいしそう!
幕の内弁当は相撲が由来だったのね。知らなかった。
相撲取り写真展。
千代丸たんかわいい。
そんな千代丸たんはインフルか怪我でお休み中凹
親方イケメン!
勢もイケメン。
失礼ながら、相撲取りにイケメンなんて概念なかった!
あとで食べたいものや配布の時間をチェックして一旦退場。
国技館は再入場が1回まで許される。
テレビで見る相撲は夕方だから、その時間だけやっているのかと思ったら、取組自体は朝8時半頃からある(13日目以降は朝10時頃から)っていうのも、知らなかった。
今度はワクワクして眠れなかったけれどひと休みして、12時半頃に再入場。
場所入りする力士もちらほら。
まずLINE友達限定クリアファイルをもらう。
超かっこいいの。
塩がいい味出してる。
使いどころちょっと悩んじゃう。
そしてお次は振舞いちゃんこ!!
この日は野菜たっぷり塩ちゃんこ。
ボリューム大な250円。
ジューシーでおいしい!
〈ちゃんこ〉というのは、相撲部屋の人が作る料理のこと。
一般人は作ることが出来ない〈ちゃんこ〉料理。なんだかありがたみが増すなぁ。
お目当て焼き鳥~♪
味付けがしっかりでやわらかい!
冷たくてもおいしいと評判らしい。納得。
つくね2本もも3本がぎっちり入っていて、開けた瞬間、相撲取りの体格みたいだなぁと思った。
おかずがどれもおいしそうで気になっていていた、琴奨菊の力士弁当は既に売り切れ。大人気。
ぴよちゃん焼き(さくっとチョコレート、うまい!)を食べて、
着ぐるみぴよちゃんと目があって(多分)ハートを盗まれて、
猛烈な眠気と闘う(負けた)
十枚目以下や幕下の優勝決定戦や表彰の次は、見たことのある眺め。
幕内土俵入り
一気に華やぐ。
格式高い。
柏手を打って四股を踏み「よいしょー!」
近くの相撲ファンの人を真似て、掛け声に混じってみる。
懸賞品紹介
相撲の技も力士も全然わからないけれど、
相手より体格の小さい力士や、土俵際まで追い詰められた力士を応援したり、
熱烈ファンの名前呼び応援や名物応援団に大相撲っぽさを感じて感動したり、
近くの席の人が相撲豆知識を教えてくれたりと、
生ならではの楽しみ方がたくさんある。
弓取り式を経て、結びの一番。
あっという間に決めた琴奨菊、優勝の瞬間。
フラッシュがピカピカ!
拍手が鳴りやまない!
おめでとう!
表彰式では琴奨菊の謙虚さと男気溢れるコメントに場内が沸き、
家の底が抜けるんじゃないかってくらいの景品に驚き(すごい量の米とか牛とか巨大マカロンとか)、
延々と続く授与式に国技なんだなぁと感じ、
神送りの儀式や土俵中央の縁起物の取り出しと、盛りだくさんだった。
最後は琴奨菊の凱旋パレード。
国技館出入口と道路はすごい人だかり。
寒いし疲れもあって、横目に通過。
両国に来たからには、晩ごはんはちゃんこ!
京葉道路を挟んだ〈ちゃんこ大内〉へ。
孤独のグルメにも出たらしい。
鳥鍋を注文♪
お店の人がいいタイミングで具材を入れて作ってくれる。
醤油ベースの優しい味で、ふわふわつくねと油揚げがたまらない。
締めのうどんがピッタリで、天かすと三つ葉を添えていただく。うまし!満腹!
ごちそうさまでした~
この後、2日間ひたすら眠くて全然仕事にならなかった…
寒い時期の当日券入手はもうやりたくないけれど、また見に行きたいな♪
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後日別件で下町方面に行ったのでちょっと寄り道。
キラキラ隅田川
こんな手で叩かれたら骨折れそう@両国駅
曙:身長203cm 体重233kg
勝浦のお雛様PR@両国駅ホームに続く階段
クラゲと羽黒山の旅 山形 9/12
山寺か羽黒山か。
時間的に行けるのはどちらか。
どっちにしよう。
神聖な空気に満たされているという評判を目にして、羽黒山に行くことにした。
バスは1~2時間に1本ペースのため逃すとだいぶスケジュールが変わってくる。
羽黒山といえば2446段の石段!
石段参道入口最寄りの随神門で下車して出発!
そろそろしんどくなってきたなぁというタイミングで茶屋を発見。ありがたい!
ちょっと休憩。
力餅~♪
あー足と心が生き返る…
畳の上に寝転がっちゃいたい…
芳名帳のようなものに名前を書いて数分後、名前入り(達筆!)の登山証をいただいた。嬉しいなぁ。
この茶屋は電気も水道もガスも通っていないため、積雪や日の入りの時間によって営業時間や営業の可否が決まる。
ガスボンベは、山道を業者さんが担いで持ってきてくれるらしい。
お店の人もガス屋さんも健脚になるね。。
自然に寄り添うスタイル、いいなぁ。
山頂?の神社や建築物は改修中で素通りだったけれど、いろいろな緑と澄んだ空気に浄められた気がする。
ここにも茶屋が何軒か連なっていて、玉こんにゃくや肉そばや芋煮などのご当地グルメがおいしそう。
おみやげに買って帰った羽黒山まんじゅう(なめらかなきな粉餡)が絶品だった。
バスに乗って鶴岡駅に戻る。
次の目的地は山形経由で天童。
電車で行くより高速バスの方が安くて早いので、高速バスの時間まで鶴岡市内をレンタサイクル(無料@観光案内所)でぶらぶらする。
このバスも1~2時間に1本。
だだっこで有名な清川屋の企画で、芋煮の試食をやっていたのでもちろん飛びつく。
芋煮食べたかったんだー!
ご飯が切れて炊飯中らしく、半額の100円でいただけた。
あんまりお腹が空いていなかったから、ラッキー♪
地域によって具もベースも異なるけれど、どちらも山芋がゴロゴロ入っている。
肉じゃがみたいな甘辛い醤油と、豚汁みたいな味噌の芋煮。
どちらもおいしゅうございました♪
鳩と風船が似合いそう。
エキゾチックな聖母子像でした。
大きな買い物袋を両手にぶら下げてよろよろと歩くおばあちゃんを避けてペダルを漕いで、鶴岡駅の観光案内所前の段差をレンタサイクルを押して越えようとしたのだけれど、重くて持ち上がらない。。
後ろから「持っちゃるよ~」と声がして、振り替えったらさっきのおばあちゃん!
買い物袋を持ったまま、ひょいと持ち上げてくれた。すごい!!!
山形の県民性は女性がよく働きとても親切、と数日前の秘密の県民ショーでやっていたけれどなるほど納得。
高速バスに揺られること2時間。
山形駅に到着!
次の目的地は天童。
山形駅から電車で3駅ほど。
お目当てはあそこなんだけれど、その前に織田信長の子孫のお寺、建勲寺に向かう。
勝負事の神様がいるみたい。
向かう途中に果物のいい匂い!
山形の食べ物は味付けがしっかりしていて、瑞々しいものを口が欲していたので、葡萄2種3房(250円!どの果物もとにかく安い)を買って食べ歩く。うまし!
自然の中で果物を味わうって贅沢だなー
建勲寺は小さな質素なお寺。
過去を思い出してウジウジする自分に勝てますように、ってお願いした。
2015年を振り返ってみると、多分勝てた!
馬が反転しているのは、左馬。
まう=舞う=めでたい
商売繁盛のお守りとしてあちこちの飲食店に置かれていた。
天童に来た目的、水車生そばの鳥中華!
出汁と具はそば、麺はラーメンの合の子。
もとは賄いメニューだったけれど、今はお店の名物。
ジャンキーうまい!
山形はおもしろいくらい、付け合わせにお漬物がついてくる。
料理自体の味付けがしっかりしているのに、ますます口の中がしょっぱいよ。。
山形の人はしょっぱくないのだろうか。
夜行バスまであと3時間半くらい。
お腹はいっぱいだけれどマックもマン喫もないから、塩もつ煮込みが気になる居酒屋にひとまず向かう。
運よくカウンターがひと席空いていて、とりあえず生!
続いてお通しが3品!
塩もつ煮込みの入る余地は完全になくなった…元々ないけれど…
本を読むか旅の振り返りをするか、どうやって時間を潰そうかなぁ。
疲れと満腹でぼーっとしていたら、隣に座っていたご夫婦が「乾杯!」と声を掛けてくれた。
山形話や、ご夫婦25回目の結婚記念日ということもあり恋愛話で盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていった。
ふんわり米が香る地酒もおいしかった~
何十年経っても、楽しく仲良く飲める夫婦って素敵。
私もそんな人がいい!
今回の旅の最高の締めになった。
ひとり旅はたまに寂しいけれど、こういう出会いもあるから、やっぱりやめられない。
夜行バスは狭いだのなんだの気にならないくらい、幸せな気持ちでいっぱいになった。
後日、居酒屋でよくしてくれたご夫婦がラ・フランスや林檎(和合サン富士)を送ってくれた。
初めてグズグズじゃないラ・フランスを食べ、みかん並みに詰め込まれた林檎を見た!びっくり。
はじきと言えども、一口で到達するくらい蜜がぎっしりで甘くてシャリシャリでとてもおいしかった!
しばらく林檎と幸せ気分のサンタになれました。感謝!
クラゲと羽黒山の旅 山形 9/11
クラゲと大自然に癒されたくて、山形に行ってきた。
夜行バスは卒業だ!と決めたけれど、安いし、何より到着地で早朝から魚を食べられる。
ということで今回も夜行バスのお世話になった。
朝7時頃、酒田に到着。
朝ごはん定食540円!
こんなにゴロンとした鯖の煮付け、初めて。
たっぷり出汁の出たあら汁がたまらん。
満腹~
飛島行きの船を目前にごはん。
1階のお土産屋さん。
皮側が表だと開き感が増す…
立派!
安い!!
満腹じゃなかったら間違いなく買って食べている。
麺屋 酒田も行きたかったけれど、お土産を選んでいたら閉店&お腹がはち切れそうだったのであえなく見送る。
また次回!
漁船を横目に山居倉庫へ向かう。
大きな大きな木造の元米倉庫。
今もひとつだけ使われているらしい。
木(欅?)の香りが漂って、黒と白の倉庫に緑が映えて、ゆっくり歩きたくなる空間。
旅先のお楽しみ。
ご当地スーパー巡り♪
きな粉じゃなくて、ずんだのおはぎ!
もつ煮込みの横に当然のように並ぶ芋煮
出た!いも煮プッシュ!
とにかく全面協力なのね。
いも煮会、いつか参加してみたいなー
まもなく金色!
戦前、戦中、戦後の日本人や東京や田舎の写真を撮ってきた人。
無邪気な笑顔で遊ぶ子ども、戦争で心身傷付いた子ども。
飾り気のない表情から感情がひしひしと伝わってくる、子どもたちの写真が鮮烈だった。
相手に一歩踏み込んだ作品ばかりでとても見応えがあった。
タレルの窓みたい!
ちょっと寝転がって見上げたら、コンクリの地べたがひんやり冷たくて、天気予報が嘘みたいに晴れて雲が流れていて、気持ちよかった。
おしゃれ建築
キッコロ~
バスで酒田駅まで向かい、鶴岡まで電車移動。
二両列車!
田圃の中を走ります。
クラゲの水族館と言えばここ。
クラゲが好きでずっと行きたかったんだ~
ヒトデがぺちょんぺちょんしていてかわいい…
やぁ、僕コモンサカタザメのあかちゃんだよ!
奥に進むと、たくさんの種類のクラゲがいた。むしろ、いすぎ!
ふわふわ~
ぽよよ~ん
とんがってる系
水槽のほんの一部なのにこの密度!
目玉の直径5mの巨大水槽!
空から天使の羽が降ってきて、その下で何か生まれそうな雰囲気…
ちびクラゲもぷかぷか
クラゲに乗った星の王子様☆
折り紙コーナーでクラゲを折ったり、
クラゲのごはんタイム(ごはん=プランクトンや弱ったクラゲ←衝撃)に、
クラゲに触ってみようコーナー(ゴム手袋着用)に、
クラゲの成長過程観察に、クラゲ尽くしであった。
ショーの側面が面白かった。
出番はないけれどプールで泳いでいるアザラシがアシカに追いかけられて地上に追い詰められて階段から転げて客席手前に滑り出てきたり、
ショーの途中でアシカが戻ってこなくなってショーが短縮されたりと、
ゆるさと愛嬌とシュールたっぷりで癒された。
完璧なショーもいいけれど、こういうのもありだな。
水族館に入った辺りから、雨が降ったり止んだりで、日本海がダークネス。
とにかく寒くて、でも水族館は閉館時間だし、体温を温存すべく鶴岡駅前で買ったミルクセーキ(山形名物)をボリボリ一気食いする。
お待ちかねのバスに乗って鶴岡駅に戻る。
暖かくて生き返った…
がっつり朝ごはんから、ちょいちょいあれこれ食べていたため、あんまりお腹が減らなくて、お肉屋さんの山形牛カレーのミニサイズを買って宿で晩ごはん。
山形牛、よくわかんなかったけれど、おいしい気がする!
道路の向こう側で見かけた、場末感がたまらないエキサイティングキャバレー!
雨で反射して妖しさUP!
翌日は朝から羽黒山に行くため早めに就寝。
体を伸ばして眠れるってやっぱり素晴らしい。