日日是好日

日々や旅をマイペースにつづります

続ひとり旅 西表島 9/25

9時にはてるま集合。
待ちに待った船釣りの日!
去年は挑戦する気力がなかったり(すんごい陽射しと湿度&16時からバイトなんですもん。体力温存。)、海の状態がよくなかったりで出来なかったけれど、やっぱりやってみたかったこと!
 
吉本さんが釣りの準備をしている間に、店内を片付ける。
懐かしいなぁ。
私が書いた金額一覧表や忘れ物メモはそのままで、引き戸の注意書きはポップになっていた。
新しい音響機器、水入れ、カレンダー、お皿。
変わったもの・変わらないもの、いろいろあるけれど、変わらないものが在るとやっぱり嬉しくなる。あの時間は確かだったんだなぁって。
 
玉盛スーパーで朝と昼のごはんを買う。
もちろんポークたまご♪
はち切れんばかりのボリュームが嬉しい。
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10時過ぎに軽トラに諸々を積んで、荷台に乗っていざ出発!
1分もしないで港到着。
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この日の潮は良好。
船が走って風が吹いて涼しくて気持ちいい。
レーダーで方向・水深・魚の群れを感知したり、自分でスポットを登録出来たりと、モニター(ハイテクな機械)すごい。
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吉本さんが釣り具装着中にちょっとだけ操縦してみたけれど、難しい。モニター見ながらでも、目標物がないからかまっすぐ進めない。。
潮の流れに沿って大きく回りながら目的地へ向かう。
 
海が本当に青い。
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黒っぽくない、青一色!
目の前に見えるのは西表島。安心感がある。
 
釣竿の使い方を教えてもらい、いざやってみるも全然引っかからない…
気付けば12時。
手首と二の腕がかなりキツイ。
1匹も釣れていない凹
 
小魚のカゴ漁・大物一本釣りの違い、イカリールの効果、高級魚は何十万も値がつく(○○ジン=お金になるの意)などなど海と魚の話。
そんな話にこれほど興味を持つのは初めて。
鮮やかなシイラの群れが船から見えた。
海はお宝がたくさんなんだな。
 
お!引っかかった!
急いで引き上げたらサンゴの欠片が釣れた。これじゃない。
 
反対側で、ぽんぽん釣り上げる吉本さん。
鮮やかなミーバイ!
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あぁよかった。
吉本さんはほぼ毎日海へ出ていて、この1年で1回だけ何にも釣れなかった日があったらしい。2回目にならなくてひと安心。
 
一方、私は相変わらず0!
「女は根性!」と喝を入れられ、言われた通りに動かしていたら、、きたーーー!
引いてる引いてる!
が、どう竿を扱っていいのかよく分からず軽くパニックになり、魚に逃げられる。
魚がかかっても冷静に!
 
転々とスポットを移動して「よし!ここだ!」と言われた場所に釣り針を下ろしたら、きたーーー!!
軽くなったり重くなったりで、また逃げられたかなぁとあまり期待せずに引き上げると、くちびるぷるぷるフエフキダイ!!
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ピンクー!なんとかわいい!
ものすごく嬉しくて興奮して腕が震えた!
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釣り人ってすごいなぁ。
潮・水深・魚に合わせた釣竿やルアー選択に動かし方・忍耐力に筋力と知識。いろんなものが必要なんだ。尊敬。
初めてFacebookに釣った魚の写真をUPするひとの気持ちが分かった。
やってみなきゃ分からないものです。
 
あともう1匹、吉本さんにプレゼントしたいなぁと黙々と取り掛かっていたら、ものすごいのきた!
すんごい引き。腕もげそう。
水面下で何が起こっているのか全然分からなかったけれど「ルアーを持ってかれたかも」と言っていてまたやや失望感に打ちひしがれつつ、船を少しずつ動かしながら釣り糸を引っ張って、呻きながらかつてないくらい踏ん張ったら、ミーバイが釣れた!
30cmくらいの、今日イチの大きさ。
真ん中の子!
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吉本さん7〜8匹、私2匹で14:30頃に港へ戻る。
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水しぶきに虹が見えた。happy!
 
土を運ぶ大きな船が座礁していた。
地形の知識も大切なのね。
 
とっても楽しかった!釣れてよかった!
今晩、フエフキダイはマース煮・ミーバイはお刺身でいただくことに。
自分で釣り上げた魚はどんな味なんだろう。わくわくしちゃう。
 
宿に戻りシャワーを浴びてノビた。身体がとんでもなく重いけれど、充実感が半端ない。
 
17:30頃にはてるまに向かい、開店準備を手伝う。
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ミーバイの斑点がパステルカラーで綺麗!
 
最初ちょっと手伝って、ゆっくりごはんを食べるんだ〜
その予定だったけれど、どんどん予約が入る。
あれ?手伝うパターン?
 
結果:バイト並みに働いた。だいたい覚えていた。やっぱり沖縄人に間違えられた。
 
合間を縫って、いただきます!
請福水割り、ミミガーピーナッツ酢味噌和え、そしてフエフキダイのマース煮(&ミーバイのアラ)
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命をいただくことは簡単ではないことをいつも以上に感じて、おいしさも増す。
 
島かぼちゃの天ぷら、島かぼちゃとにんにくの煮込み、カーナの和え物、モーイ豆腐、汁そーめん。
今日もおいしゅうございます。
自然な味が染みる。
 
〆はお待ちかね刺身盛り合わせ!(注文したものの忘れられていた)
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ミーバイ、ぷりぷり!うまい。
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ご馳走様でした。
 
近くでkamureを切り盛りするしょうこちゃんが顔を出してくれて一緒に飲む。
しょうこちゃんは本土にいたこともある地元の子。
「島に住むと良くも悪くもなかなか出られなくなる」
「お店はひとりでやっているんじゃなくて、島のみんながいるから回せている」
言葉ひとつひとつに重みがある。
しっかりしている25歳。
初めてちゃんと話せてよかったなぁ。
 
予想外にバタバタなどなどで、持参したおみやげの山葵漬けで吉本さんと一杯の予定はなくなったけれど、笑ってバイバイが出来て良かった。
 
やりきった。
また会いにくるね!