六本木アートナイト2014
恒例六本木アートナイト。
今年のテーマは≪動け、カラダ!≫
19時くらいに乃木坂に着いてミッドタウンに向かう。
静から動に切り替わる道の感じが好きでミッドタウン近辺に行く機会があれば決まって乃木坂から歩く。
まずはガイドブックを調達。
建物内をフラフラしていたら<ふるさとシール>発見!
静岡いただきました!
でもひとりで貼って歩くのはちょっと恥ずかしかったから一旦しまう。
外に出たらパレード<ふわりたい ながれたい つなぎたい>をやっていたのか終わったのか、彼らのものすごいテンションに圧倒される。
去年は閉館時間を回って見られなかった、新国立美術館(この日は無料)へ向かう。
<ボタン/雨>
ライトアップが金具に反射してキラキラ光って風に揺れる様子が綺麗だった。
<egg>
生命力を感じる巨木の根に支えられている卵。聖火台みたい。
館内展示<イメージの力-国立民族学博物館コレクションに探る>へ。
様々な国の神様や悪魔のお面や祭事の衣装・道具など、おどろおどろしいものからスケッチブックに描きとどめたくなるかわいらしいものまでたくさん。
良いものは残り継がれる。
いつの時代のどこの国のものも独自の手工・意味があって、歴史的背景を知っていたらもっと楽しめたのかも。
Milkyway Dreamingというタイトルの満天の星空の絵が1番惹かれた。
友達と合流して、最後のパレードを見る。
手が動く、胸が動く、肺が動く、首が動く、足が動く
声に合わせて体を動かすダンサーたち。
ちらっと見ただけだと正直不気味。
でもその動作を繰り返したり知らずのうちに選んで人間は生きて、考えたり悩んだり見つけたり恋したりするんだな。
ずっと気になっていた[楽]で乾杯!
肉じゃがトマト煮(自家製フォカッチャ添え)・ネギトロ添えアボカドフライ・ひな鳥の炙り
うまい!!!
お腹を満たしてから、これからの動きを考える。
そして装着(結局同郷のひととは出会えず。)
まずはコメ展@21_21
<コメマンダラ>
米って美しい
照明も米型だったことを後で知る
歌川広重が描くお餅軍vsお酒軍
200年前の絵に初めて見入る
米と生業
米は1000倍に増える
コメ寿司
カロリー/コメ
鳥型しめかざり
米の道は多様
米ぎっちりですもんね
茶碗一膳分の米が一粒一粒お椀に入って並んでいる
コメみくじ!神!
種もみになれる米はイケメン@コメすごろく
超ごちそう
素敵日本酒ラベル
感じたこと。
米は「命」!
コメが神々しいことに初めて気付かせてくれた。
デザインの力で価値を引き出して伝える。それがデザインの仕事なんだと、いつも21_21は楽しませてくれる。
見応えありすぎた。
いろいろな作品やひとを横目に六本木ヒルズへ移動。
<人間の家[スカート]>
六本木周辺などで集めた古着をパッチワークで再構築。
<クワイエット・ディスコ>の照明を浴びて風にふわりと揺れる様子が非現実的で引き込まれた。
一角でひたすら縫う作者:西尾氏
最強仮眠スペースを見つけてちょっと寝て生き返る。
六本木ヒルズをぶらぶら。
コメが完成度高過ぎたのかなんなのか、ここまで来てもしっくりくる作品がほとんどない不思議。
吹き上げられてハラハラ舞う<まばたきの葉>に描かれた目や瞼は、よく見ると世界と日本の形をしているいうことを後で知る。
OPEN?CLOSE?その意味は?
日曜日は曇りの予報だから日の出は見られなさそうだし、疲れや予定もあるしで森美術館や展望台には向かわずに5時過ぎに解散。
去年と比べるのはナンセンスだとは思うけれど、やや物足りなく、仕組みや方法がもったいないなぁと思う作品が多々。
そしてこれまで以上に<動く>作品が多かった。目立った。
「これからは映像の時代」とあるひとが言っていたように、写真・静→映像・動の移行も感じた。
これからなのかも。
完成させるのは、意味を持たせるのは自分。
受動から主体へ。
そんなアートナイト2014だった。