日日是好日

日々や旅をマイペースにつづります

ひとり旅 西表島 6/10

朝、マリウドの大ちゃん(みどり荘女将の山城さんの旦那さん。偶然らしい。プーさんみたいにおっとりしている。)お迎えで車に乗り込む。
今日は、別の宿から参加のカップルと一緒に楽しむ。

途中民宿マリウドに寄り、ライフジャケットや水陸両用シューズを装備し、河口へ向かう。

パドルの漕ぎ方を教わり、リアルジャングルクルーズな遊歩道を進み、ボートに乗っていざ出発!
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水の音しかしない空間。
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マングローブ!!
根元には、白くて大きい片手を持つ小柄なカニがいっぱいいる。
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水面にはメヒルギ(マングローブは総称で、そのうちのひとつの木の名称)の種子がプカプカ浮いている。

うねっているのは根っこで、高さは人間の首ほどある。
根と根の間に落葉を貯めてそこから栄養を取り込むらしい。
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大きすぎて映り切らない。

キノボリトカゲは足がカエルみたい。
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右側に細く見える川をボートで漕ぎ、タコの木・ヘビの木・イランイランの香りがする葉っぱ・大きなドングリのなる木の茂る山道を登り、ピナイサーラの滝まで来た。
ここで水遊びとお昼。
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打たれてみる。
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別のツアーのおじさんは、岩を作業台にしてお昼ごはんを作る。
足湯ならぬ足水。気持ちいい。
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山を登って汗をかき、水に打たれて冷えた体に、温かい沖縄そば(大ちゃん作)が染みる!
目の前は絶景。
ごはんはシチュエーション次第でこんなにもおいしい!
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汁まで飲み干して完食。
デザートのパイナップルも芯まで食べられてとても甘い!

満腹お昼ごはん後は、滝壺に向かって下山。

トビハゼのトビーだよ。
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さらさらそよそよ気持ちいい。
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落差55m!
このてっぺんでお昼ごはんを食べて、滝壺では泳ぐ・飛び込む・滝行ごっこ。
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水の勢いがありすぎて、滝行ごっこでは息をすることすら難しかった。

身体が冷えたタイミングで、おやつのちんすこう・クラッカー&ジャムと珈琲が出てくる。
6月に入ってから初めての珈琲!
ずっと飲みたかったんだけれど、ドリップはなかなかお目にかかれず、そして暑過ぎて飲む気も起きず。
キャンプ用品で作った珈琲はおいしさ倍増。口福〜

ここで、スタッフ:大ちゃん(25)の話を聞く。
みどり荘(正式には、みどり荘別館)が、≪ビフォーアフター≫に採用されて年内改修予定。デザイン代は局持ちで、1500万はみどり荘持ちらしい。
そして改修後には、奥さんはみどり荘運営・大ちゃんは独立してツアーをやる為に今はマリウドで勉強中。

人生転がっている。
大ちゃんの考えるこれからのツアーも先を見越していて、そして、描く未来がとても明るい。
25にして借金抱えちゃいました、えへへ。って笑っているけれど、あんたすごいよ。また会いに来たくなっちゃうよ。

未来に向かう真っ直ぐな道って、なかなか作り出せない。
だから作り出しているひとをいいなと、私もそうなりたいなと、思う。
応援したくなるのはいつだってそんなひとだ。

下山して、またボートを漕ぎ、スタート地点へ戻る。 
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素人だけでは味わえない体験尽くしでとても楽しかった!
若いスタッフさんが多いマリウドツアーの特色なのか、思い切り自然を楽しませてくれる。
身体も心もお腹も大満足♪

夕方前に民宿に戻ってひと休み。

晩ごはんを食べようと民宿の近くのレストランに向かうと、見たことあるひとがいた。
今日のツアーですれ違った男性。

ん?
ん!??!

横にいるのは、石垣島の宿:さんだるハウスで出会ったアサミさん!
偶然のW再会に会話が弾み、ガッツリ立ち話。

男性はジャグラー旅人で、おしゃれパンツを履いているアサミさんに声を掛けて話をしていたところらしい。

お披露目。
玉か手か、どっちが回っているのかわからない。すごい。
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数十m先にサガリバナが咲いているよ、とジャグラーが案内してくれた。
ここでお目にかかれるとは!!
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夜咲いて朝落ちてしまう、儚いふわふわの花。
サガリバナ鑑賞ツアーも気になったけれど、夜明けに船に乗って数時間見に行くだけで6〜7000円だから諦めた。
川面に漂う様が幻想的らしい。

きゃーきゃー騒いで撮影会をしていたら、大きな犬を連れたおじさんが「このサガリバナは自分の家の木だから、枝を切って持って行っていいよー」と。
でもみんな旅人だから、気持ちだけありがたくいただく。
そしてそのおじさんは、≪水曜どうでしょう≫のロビンソンさんらしく、アサミさんが大興奮していた。(私知らない)

そんなたくさんの偶然や出会いに、kaketaで乾杯♪

石垣牛カルパッチョ ブルーチーズソース。美味!
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初めて石垣牛を食べた。

話が尽きない。
どこの宿がよかったか、どこの島が気に入ったか。

行く前は違いがよくわからない島々も、足を運ぶと直感的に好き!と思ったり、島人との触れ合いを経てかけがえのない島になったりで、みんなそれぞれのお気に入りの島が出来る。
同じ島で全く同じ写真を撮っていたり、逆にそのひとならではの視点や発見があって、また島の魅力を知ったり。
島話は面白い。 

そしてアサミさんの他人から得る情報の多さ→ゆくゆくラッキー&ハッピーなことが起こる力に感嘆し、ジャグラーから芸は身を助けることを教わった。
どれも<好き><知りたい><出来るようになりたい>って、純粋な気持ちなんだよね。


とても濃い1日だった。
明日はバスに乗って由布島(withジャグラー)〜西表島南部。
西表島に来た目的の<はてるま>に、ごはんを食べに行く!


私の純粋な気持ちは何に向かっているんだろう。